随想 赤い電車

 8500系が復活するらしい。動態保存車として本線を走るらしい。信じられないくらい嬉しかった。生命は連綿と続くものだ。気付いたら大人になっていた。
 
 今の自分と昔の自分に断絶はない。ただ、昔の自分はいつの間にか今の自分へと変化していた。
 
 自分の歩んできた道のりを振り返るとき、その不確かさに不安になる時がある。私の歩んだ道のり。そこにはいつも赤い電車が走っていた。
 
 私は赤い電車の走る街を去り、赤い電車もあの街を去っていた。

 赤い電車と過ごした日々。赤い電車の記憶。遠い日の記憶。いま溢れる思い。

 敬体だったり常体だったりする。さまざまな思い。

 拙い言葉だけど、それでも、来るべき日のために、なんとなく思いをまとめておきたい。こうして綴っておきたい。    

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▲兄貴分の8000系。トップがそれで良いものか。8500系のページなのに。

 電車オタクな話を展開しようなんて全く思ってません。いつだかの写真に、ごく内面的な文章が添えられているだけのサイトです。フォトエッセイって読んだことないんですけど、こんな感じなんですかね?

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